多様性を受け入れる

 大晦日に食べられる年越しそば。そばは他の麺類と比べて切れやすいことから、「ことし一年の厄を断ち切る」という意味で、江戸時代から大晦日の夜に食べる習慣が生まれたとされている。ほかにも「新年を健康で迎えられるように」「長寿、金運がよくなるように」といった願かけだったりするとか。ことし流行ったルーティンではないが、縁起を担いで何十年かぶりに食べてみようと思う。
 お次は、うどん。お笑い芸人でミュージシャンのマキタスポーツさんが提案した日清食品のカップうどん「どん兵衛」の食べ方が話題になっている。「どん兵衛」は通常、お湯を入れてから5分待って食べるが、マキタスポーツさんは、あえて10分待ち、わざと麺を伸ばしてから食べてみたところ、「麺がツヤツヤ、ツルツルになった」という。
 この「10分どん兵衛」を、本人がラジオで話題にしたところ、インターネットで瞬く間に拡散。テレビでも取り上げられ、ついには日清食品が公式ホームページに「おわび」文を掲載。「日清食品は10分どん兵衛のことを知りませんでした。5分でお客様においしさを届けるということに縛られすぎていて世の中の多様性を見抜けていなかったことを深く反省しております」という「おわび」とともに、マキタスポーツさんへの感謝の言葉を添えていた。
 さらに日清食品はマキタスポーツさんと担当者の対談を実施。それらの対応に見習うべきところは多い。多様性を受け入れる柔軟性と素直に謝罪、感謝する姿勢。固定観念が強くなったり、意地を張りがちになるのは加齢のせいか、田舎者のせいか。そばで厄を断ち切り、来年は頭を柔らかく素直にいきたい。 (笑)

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