夏は涼しく、冬は暖かい

 由良町戸津井鍾乳洞が、ことし1月からの延べ入場者数が先月28日、1万人を突破したのは、29日付本紙で既報の通り。ことし6月には本紙でここ数年、入場者数が増加傾向という記事を紹介したところだが、まさかこんなに伸びるとは予想していなかった。1万人超えは、平成9年以来18年ぶりだそうで、その平成9年と言えばちょうど筆者が駆け出し記者として由良町を担当していたころ。再び同町の担当に戻ってきたことし、1万人超えとなったことは、何か運命的な巡り合わせのようなものを感じるとともに、PRにも協力できればと思う。
 同鍾乳洞は、2億5000万年前の神秘的な鍾乳石が間近で見物できる上に、大人200円という他の鍾乳洞と比べて格安の入場料が人気の秘密。ちなみに「冬場の洞内は寒そう」と思われる人もいるが、実はそうではなく、洞内は年間を通じて約15度と一定しており、「夏は涼しく、冬は暖かい」というのも特徴。ぜひ、これからの時期も訪れてみてはいかがだろうか。
 ただ、そんな素晴らしい鍾乳洞だが、少し不便なところがある。それは、進入路が狭く、駐車場も少ないこと。ことしの盆には一日当たり500人の来場者があったが、駐車場がごった返しで、進入路でも車の対向に苦労する場面があったそうだ。そうなると観光客から「こんなに車が混雑するなら、次はちょっと…」と敬遠される恐れもある。
 せっかくブームが再来したとも言える戸津井鍾乳洞。予算や現場の地形的なことなど、いろいろ課題はあるだろうが、この機会に、何とか進入路と駐車場を広くできないものか、ぜひ町にご一考を願いたい。 (吉)

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