セグウェイで白崎観光

 由良町とふるさと協定を締結している摂南大学(大阪府寝屋川市)の経済学部学生が21日、同大学の留学生をモニターにした由良町でのインバウンド(訪日外国人)観光ツアーを初めて行い、参加者18人から大好評となった。地引き網体験や興国寺参拝などがあり、中でも白崎海洋公園内で美しい景色を眺めながらのセグウェイ(電動立ち乗り二輪車)試乗が大人気。地元関係者らは観光の目玉として注目していた。
 経済学部の学生はことし9月、東京で開かれた産学連携ツーリズムセミナーで同町におけるインバウンド観光の可能性を指摘。「由良町は関西空港から約1時間で、インバウンドにとってアクセスしやすい場所。白崎海岸や興国寺、天狗しょうゆ、ゆら早生など豊富な観光資源がある」などとしてツアーコースの具体例も提案していた。今回はそれを実践するツアーで、インドネシア2人、中国7人、トンガ3人、フィジー1人、韓国5人の留学生が参加した。
 学生ならではの発想となったセグウェイ試乗については、専門業者から3台をレンタルして行った。現行法で公道での運転が禁止されているため、白崎海洋公園内駐車場の一角を車両規制し、安全に配慮して試乗。運転方法は体重移動やハンドル操作で行い、参加者のほとんどが初体験だったが、乗り始めるとすぐにスイスイ。美しい白亜の石灰岩を横目に風を切って楽しんでいた。インドネシア留学生のリアニタ・クルニアワティさん(25)は「簡単に乗れてめっちゃ楽しいです。白崎の景色はとってもきれいで、また来たいと思います」と大満足の様子だった。現在、セグウェイは海外で警備用などに導入されており、国内では茨城県つくば市が特区指定を受けて観光にセグウェイを活用。価格は、ネット販売だと1台当たり10万円を切る商品もある。留学生とともに試乗した町職員らは、「だれでもすぐに乗れる。観光の目玉としてぜひ町にも導入できればいいのだが」と話していた。特別参加した和歌山県公式インスタグラムイメージモデルの本谷紗己さんは「運動神経が悪いので心配でしたが、教えていただいて乗れました」と喜んでいた。
 モニターツアーでは大引海岸で地引き網体験も行い、大漁のアジ、サバ、ハマチなどを使ったバーベキューや刺し身に舌鼓。フィジー留学生のナイカブラジョネさん(21)は魚をさばく体験もし、「初めてですが、おもしろかった。新鮮な魚はおいしいですね」と笑顔。このほか、語り部に案内されての興国寺参拝などもあり、由良町の観光を満喫していた。留学生にはアンケート調査を行い、今後の参考とする。

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