世界に見た粋な先輩の姿

 先日、ナイジェリアが優勝を飾り、幕を下ろしたサッカーのU―17ワールドカップ2015・チリ大会。日本代表がアジア予選で敗退し、本大会に出場していないなか、いきなり何のことかと思わるだろうが、この大会を報じるニュースに粋な話があったので、紹介したい。
 準決勝でマリに敗れたベルギー。この試合で痛恨のミスを犯してしまったU―17代表のGKに対し、現ベルギー代表の主将が粋な気遣いを見せた。そのGKは1―1で迎えた後半10分、マリが自陣から大きくボールを蹴り出した場面で、ゴールマウスを飛び出し対応したが、バウンドの目測を誤ったのか頭上を越され、痛恨の失点を招いてしまう。これで勝ち越されたチームはさらに追加点を許して結局1―3で敗れた。
 試合後、ベンチでうなだれるGK。謝罪と感謝のコメントを残していた。そんな彼に対して先輩に当たる現世界ランキング1位の代表チーム主将が自身のツイッターに過去に犯した自らのオウンゴール動画を貼り付け、「完璧な人間なんていない。顔を上げて次に進もう」とのメッセージを添えて激励。自分のミス動画を公開する〝自虐ネタ〟で将来有望な後輩を励ましたという。
 筆者も仕事でミスをすることがある。あってはならないが入社10年、振り返ってみると数知れず、先輩に同様な自虐ネタで励まされた経験もある。今月から、退社された先輩に替わり、後任の記者が入社。筆者にとっては唯一の後輩になる。今度は自分がフォローする番。自虐ネタの種を増やさず、ほかの先輩たちと同じように、頼れる先輩になれるよう頑張りたい。(笑)

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