御坊市文化賞 剣道山﨑氏とRAKUYU

 本年度御坊市の文化賞受賞者が決まり、個人で剣道の弘武館館長で市体育協会会長も務めている山﨑武男さん(68)=御坊市島=、団体で劇団RAKUYUが選ばれた。山﨑さんは少年剣士の技術向上だけでなく剣道実践体験発表や書道にも取り組むなど文武両道の指導に高い評価。RAKUYUも演劇活動を通じて青少年の健全育成や市の文化向上に大きな功績を上げていることが認められた。
 市は昭和51年度から毎年、優れた個人や団体に文化賞を贈っており、今回の1人と1団体を含めて受賞者は70人と25団体となった。表彰式は11月2日午前10時半から市民文化会館で行う。
 山﨑さんは父の手ほどきで8歳から剣道を始め、大学卒業まで精進。民間企業に就職していたが、昭和58年、父が設立した弘武館を継ぐことを決め、会社を辞めて少年剣道指導の道に入った。平成4年には館長となり、現在も指導に当たっている。県剣道道場連盟会長や全日本剣道道場連盟評議員の傍ら、23年からは御坊市体育協会長も務め、紀の国わかやま国体では市実行委員会副会長として市内実施競技の成功に尽力した。弘武館では優れた指導力を発揮し、国体、インターハイ、全日本選手権出場者を数多く輩出。文武両道の精神による厳しい指導を続けており、剣道実践体験発表会で全国大会最優秀賞、同時開催の全国書道展でも最優秀賞を受賞。ことしで55回目を迎える剣道錬成大会も開催しており、技術向上と剣道の普及、少年剣士の交流の機会をつくることに努めている。山﨑さんは「自分だけの力ではなく、OBや保護者らいろんな方のおかげで受賞できたと思っています」と話している。
 劇団RAKUYUは御坊日高の文化向上を目指して平成10年に結成。地域に根ざした劇づくりを目標にこれまで「ミュージカルファンタジー『道成寺』~宮子と道成ものがたり~」や「悲劇の皇子アリマ」など地元伝承の物語を舞台化。「郷土の歴史や文化に親しみを持ってもらう最高の手段」として上演活動を続けている。子どもと大人が一丸となった創作活動を展開しているのも特長で、すべての公演で子どもたちが出演するなど演劇を通じた青少年の健全育成にも貢献。子どもたちが劇作りに関心を深められるワークショップを企画し、演劇を通じてのまちづくり、人づくり、郷土の文化向上に大きく貢献している。また、他団体との合同で「防災」をテーマにした朗読劇「忘れない」の公演も行っている。RAKUYUの松本浩二代表は「これからも劇団メンバー一同精進して、皆さんに喜んでもらえる芝居を作っていきたい」とますます意欲を見せている。

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