両陛下がうめ研究所を視察

 天皇・皇后両陛下は27日、みなべ町東本庄の県果樹試験場うめ研究所を視察。天皇陛下が「この施設の管理方法はモモにも応用できますか」などと熱心に質問された。説明に当たった土田靖久主任研究員(44)は「興味を持っていただき、大変うれしかった。今後の励みにもなる」と話した。役場では昼食も召し上がった。
 午前10時半ごろうめ研究所に到着、地元住民ら約50人が玄関前で日の丸の小旗を振り奉迎。両陛下は笑顔で手を振って応えられた。
 研究所内では研究成果などを見て回り、新品種「橙高」にはβカロテンが豊富に含まれていることなどで説明を受けられた。皇后陛下は、梅シロップの作り方を示した展示に「うちの作り方と同じ」と笑顔。屋外のハウス内では褐色森林土、黄色土など土質によって土の中の水や肥料成分の違いの研究について説明を聞き、天皇陛下は「モモでも応用できないのですか」、皇后さまも「梅の病気はありますか」「ハウスと露地では開花にどれぐらいの差がありますか」など熱心に質問された。
 その後、みなべ町役場3階会議室で昼食。、メニューは、紀州南部ロイヤルホテルが調理した「梅鶏の唐揚げ・伊佐木のフライ」「季節の野菜サラダと梅鶏の蒸し物」「熊野牛フィレ肉のソテー」など。仁坂吉伸知事、小谷芳正町長、田中昭彦町議会議長らも一緒に食卓を囲んだ。皇后さまは「国体の開会式で炭琴の演奏を聴きましたが、いい音ですね」と話し、小谷町長が「2020年の東京オリンピックの追加種目に山岳競技が残って検討されています」と説明すると、天皇陛下は「正式に種目に決まり、ここで活躍した選手が出場するといいですね」と話された。梅と健康の関連について仁坂知事が「みなべ町は県内で一番医療費が低いんです」、小谷町長が「健康寿命は平均より高くなっています」と説明すると、皇后さまは「梅を食べるからですかね」と述べられた。このあと白浜町に移動し、国体の卓球競技を観戦された。

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