5連休となったシルバーウイークには、龍南地方の観光施設などにも大勢の観光客が訪れた。宿泊施設は19日から22日までほぼ満室で、龍神村のキャンプ場も連日大勢でにぎわった。関係者からは「期間中も晴天が続き、春のゴールデンウイークを上回るにぎわいだったのでは」という声も聞かれている。
5連休になるのは平成21年以来6年ぶり。全国的に天気もよく、行楽地などはにぎわった。次に5連休になるのは11年後の平成38年となる。
龍神村の宮代オートキャンプ場では、19日から22日までの3日間で京阪神などの家族連れら545人が利用。コテージやキャンプで、バーベキューなどを楽しむ家族の姿がみられた。管理者によると「春のゴールデンウィークと匹敵するか、それ以上の利用客数だった」と話している。20日から2泊3日の日程で神戸市から訪れた自営業の広瀬敬史さん(41)は「家族や職場の仲間など約20人で来た。このキャンプ場を利用するのは3回目。温泉が近くにあり、美しい自然が楽しめるのがいい」と話し、長男の悠真君(9)も「川がきれい」と喜んでいた。
「龍神温泉 季楽里龍神」も19日から22日まで満室。「ゴールデンウイークと同様、部屋は予約でいっぱいとなったが、外来の入浴はゴールデンウイークよりも多かった」という。みなべ町埴田の国民宿舎紀州路みなべでも19日から22日までは満室で、「問い合わせはゴールデンウイークを上回ったのではないか」と話している。