みなべ町清川の国道一部供用開始

 みなべ町清川地区の国道424号で改良工事を進めている2㌔の区間(東神野川~清川)のうち1・1㌔が完成し、16日から供用が開始された。同区間は4年前の台風12号で被害を受け、災害関連事業と道路改良事業を合わせて実施。開通前には現地で町主催の「清川工区の一部開通を祝う会」が開かれ、住民らがテープカットや通り初めで祝った。残る区間は平成28年度中の完成を目指している。
 改良区間は東神野川地内から清川球場付近までの約2㌔。今回供用開始した区間は、平成23年に発生した台風12号で被害のあった場所で、復旧と改良を合わせて実施。新しくバイパスを設け、区間内に新穂手見トンネル(482㍍)、小峠トンネル(283㍍)、長滝橋(34㍍)を設置。2車線で直線的な道路を建設した。
 祝う会には住民ら約200人が出席。初めに、土砂崩れで亡くなった農業畑佳文さん(当時28)に対して黙祷した。式典で小谷芳正町長は「地元民待望の道路であり、安全・安心な交通が確保された。生命、生活、産業の道として一日も早い完成に向けて県に要望していきたい」とあいさつ。地区整備促進協議会の岡菊夫会長は「将来にわたって多大な効果が期待される大きな財産。地元で頑張っている若者にも夢と活力を与える」と喜びを語った。仁坂吉伸知事は「亡くなった若者に報いるためにも、県が一丸となって取り組んできた。この開通を機にまち全体が1つになって生き生きと生活でき、災害に強いまちづくりを進めてもらいたい」と述べた。坂本登県議、田中昭彦町議会議長が祝辞。トンネルの銘板の題字に使われた文字を書いた中家実菜さん(熊野高校2年)、箱木遙香さん(高城中3年)、箱木明香里さん(清川小6年)、中本瑠璃さん(同)の4人の紹介もあった。このあとテープカットが行われて開通。通り初めでは、車が次々に走り抜けた。

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