熱い思いあれば地域は発展

 先日開催された御坊市花火大会で久しぶりに花火写真を撮影した。御坊の花火はこれまで単なる見物人の一人として楽しんでいたが、いざ仕事となると楽しむよりも、プレッシャーの方が格段に大きい。花火写真となると美浜町を担当していたときに煙樹ケ浜での花火大会以来およそ16年ぶり。結局1時間で194枚の写真を撮影したが、あとからパソコンの画面で見ると使えそうな写真は数枚程度。紙面に掲載できる写真をなんとか確保できたのは、事前にカメラの設定を教えていただいたセミプロカメラマンの方のおかげだと感謝している。
 ことしの花火大会は心地よい風が河川敷を吹き抜け、汗一つかかない最高のコンディションだったので、待ち時間も苦にならなかった。煙もすぐに流れ、きれいな光の大輪を咲かせていたので、見物人も満足だっただろう。周りに座っている家族連れやカップルからも「いまの花火、ほかでは見たことない」「ここの花火はやっぱり一番いいわ」との声が聞こえてきた。いろんな花火大会に足を運んで目が肥えている人たちにも人気があるのだと感じた。帰りに車の渋滞がほとんどないのも魅力の一つだろうか。
 その花火大会は毎年多くの個人や企業、団体からの寄付で運営できている。ことしも集まった寄付の総額は1000万円を超えた。単に花火を見たいということだけでなく、郷土愛の表れであり、この思いは地域の発展に次かせないものだ。祭りが盛んな地域は発展するとよくいわれるように、この熱い思いがある限り御坊はもっと発展の可能性があるといえる。花火に限らずもっと地域に、行政に熱い思いをぶつけていこう。まちを発展させるのは住民の力だ。(片)

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