印南でトックリランが蕾つける

 栽培して40年で初めての開花へ――。印南町印南、高下倫弘(こうげ・みちひろ)さん(74)宅の庭でトックリランが蕾をつけている。観葉植物として一般家庭でもよく栽培されるが、温室でもない場所で花を咲かせることは非常に珍しい。高下さんは「早く花が見たいですね」と心待ちにしている。
 メキシコ原産の常緑高木で、水分や養分を蓄える根本のふくらみが「とっくり」に見えることからこの名が付いた。幹の先端から葉が垂れ下がる様子から、「ポニーテール」とも呼ばれる。
 高下さんは園芸が趣味で若い頃から多くの植物を育てており、トックリランは神戸市で通信関係の仕事をしていた40年ほど前に種を購入し、育て始めた。20年前、定年を待たず帰郷した時に持って帰ってきたが、その時は高さ1.5㍍ほど。家の庭に植え替えると土が合ったのかすくすくと大きくなり、今では4㍍ほどで2階の屋根を超えた。
 蕾に気づいたのは7月27日。調べてみると、以前に大阪の植物園で花を咲かせたとしてニュースになっていたが、温室にも入れず普通に栽培している状態で花をつけた例は和歌山県内では見つからなかった。
 「育てて40年。こんなに大きく育ち、やっと花を見せてくれると思うと感慨深いですね」と高下さん。現在は幹のてっぺんから伸びた軸に緑色の蕾が無数についている状態で、咲くと白い穂のようになる。開花すれば1カ月ぐらいは咲いているという。 

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