日高町温泉館 7日から食堂オープン

 日高町方杭地内、温泉館「海の里 みちしおの湯」の食堂で地元女性グループ「みちしお会」(白井和代代表)が運営する「みちしお亭」が、7日からオープンする。食堂運営の民間業者を募集したが、希望者が見つからなかった経緯があり、今回、食堂としては半年ぶりの再開。同会メンバーが自慢の腕を生かして地元の新鮮な食材を利用したメニューを提供する。地場産業の振興や町の魅力を発信する場にもなると期待されている。
 食堂運営の民間業者は、昨年12月末で退去しており、町では昨年10月からことし4月まで5回にわたり新たな出店業者を募集。年間使用料の値下げにも踏み切ったが、結局希望者は見つからなかった。このため、民間業者らの出店という形ではなく、町の魚や農産物をメーンに提供し、産業振興にも貢献できる食堂にしてもらおうと、地元の女性に運営を依頼した。
 みちしお会は、比井崎や志賀、内原の20代から70代までの主婦ら19人で発足。現在、テーブルクロスや反物を利用したのれんなど、自分たちの手作りでオープン準備を進めている。いまのところ料理には地元産のサバ、アジ、カマス、タチウオ、ワカメ、ミニトマト、キュウリ、ナスなど利用。一部メニューを紹介すると、魚や肉の日替わり定食(1000円)、カレーライス(700円)、親子丼定食(900円)、うどん・そば(600円)など。7、8月は一日限定20食でモーニング(550円)、茶がゆ定食(900円)もある。軌道に乗れば、天ぷらや刺し身のほか、クエ、イセエビなどの提供も考えていく。オープン記念として、来店者先着150人にヒジキとミニトマトをプレゼントする。店内はテーブルとカウンター合わせて40人が収容可。店内の一角には地元の新鮮な野菜や原谷コンニャクなどの産品販売コーナーも設ける。温泉館が休館となる火曜日は定休日となるが、初日のみ火曜日でもみちしお亭だけでオープン。時間は午前11時から午後5時。平常の営業時間は午前11時から午後8時。白井代表は「地元の方々にも気軽に来てもらえるようなアットホームなお店になればと思います。まだ手探りですが、女性パワーで頑張って、町の発展のために少しでもお役に立ちたい。手作りのぬか漬けもありますよ」とPRしている。
 町は6月議会の一般会計補正予算で670万円を計上し、調理機材の購入や運営補助に充てている。松本秀司町長は「昨年はレジオネラ菌などの問題で休館を余儀なくされたこともあった。今回、食堂も再開され、温泉館がいい方向にいくと期待している。町も力を合わせて盛り上げていきたい」と話している。温泉館は平成12年6月オープン。昨年はレジオネラ菌の発生に伴う長期休業で来館者が減少したが、例年は年間5~6万人が利用。

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