簡易トイレは備蓄の必需品

 先日の台風11号では、日高地方で道路等の冠水などの被害はあったものの、人的被害がなかったのが幸いだった。筆者が住む印南町島田は切目川の増水で水路の水はけが悪くなり、大雨のたびに田畑を中心に冠水被害が出る。今回もまた、一部で冠水した。島田に住んで10年余りになるが、毎回同じ場所が同じような被害に遭っている。被害を受ける住民にとってはたまったものではないだろう。簡単に対策が取れないから今に至っているのだろうが、この先もずっとこのままなのだろうか。
 筆者の自宅は幸い冠水とまではいかないが、やはり切目川の増水の影響で溝から水があふれ、玄関から車に乗り込むまでが水たまりとなっていた。溝の増水の影響で、一時的にトイレが使えない状態となったのにも慌てた。仕方なく車を走らせてコンビニに行ったが、ここでも断水のため使用不能。結局、印南の実家で用を足せたが、たかがトイレ一つでこれほど振り回されるのかと情けなくなったのと同時に、大事さをあらためて感じさせられた。
 大災害時となると、さらにトイレの必要性は大きくなる。我慢による体調不良、臭いによるストレス、不衛生では感染症のリスクも付きまとう。まして一次避難場所となるとトイレがあることはまずない。そんな中で、やはり大事なのは備えである。いまは使い捨ての簡易トイレもたくさん市販されている。ビニールをかぶって回りに見られないなどの工夫や悪臭対策がされている商品も多い。大災害だけでなく、ライフラインのストップなどいつ何が起こるか分からない時代。非常用のトイレは必要不可欠な備蓄品だと認識した方がいい。 (片)

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