日高川町の林道で軽トラの男性2人死傷
- 2015/7/22
- 社会
19日朝、日高川町上初湯川地内の林道脇で軽トラックが転落して男性1人が死亡、1人が大けがをしているのが見つかった。御坊署管内ことし初の交通犠牲者となった。
亡くなったのは有田川町東大谷の無職古田正治さん(82)。紀の川市南志野の大工居利行さん(56)が全身を強く打って重傷となっている。現場は役場美山支所北東約12㌔の山中、日高川と有田川の両町境を通る林道白馬線。御坊署によると、親類の2人は18日昼ごろから居さんの車で一緒にアマゴ釣りに出かけたが、深夜になっても帰宅せず連絡も取れないため19日未明、家族が警察に捜索願を提出、心当たりの場所を捜していたところ、午前7時ごろに林道から約100㍍先(落差40~50㍍)の斜面へ落ちていた軽トラックを見つけた。9時15分ごろ、駆けつけた日高広域消防隊員らが斜面の途中で古田さん、車のそばで居さんをそれぞれ発見。古田さんは頭を強く打ってすでに死亡しており、髙居さんは和歌山市内の病院に搬送されて手当てを受けている。
車が転落したとみられる道路は、幅約5㍍の緩やかなカーブで、路面の一部やガードレールが崩れ落ちていた。同署は大雨の影響で路肩が損壊していた可能性も含め、詳しい原因を調べている。