岩代小の児童が新潟の小学生と交流

 みなべ町の岩代小学校(吉水章夫校長)は全校児童が恒例の梅干し作りに取り組んでおり、ことしは町の「梅干しでおにぎり条例」の制定を機に、新潟県南魚沼市の小学校との交流がスタートした。岩代小の児童が作る梅干しと南魚沼市の児童が作るコシヒカリの米を交換し、互いに「日本一のおにぎり」を食べる計画。約100㌔の梅は9月の天日干し後にしそ梅として漬け直し、来年1月には出来上がる。
 岩代小は地元の梅農家やJA紀州の協力を得て、毎年、梅の収穫と加工体験を実施。1年生から6年生までの縦割り班で梅干し作りを実践し、おととしは出来上がった梅干しを東日本大震災被災地の宮城県東松島市の宮戸小学校と、被災地支援活動を続けている紀州梅の郷救助隊(尾崎剛通隊長)に託して同県気仙沼市の仮設住宅の人たちに贈った。昨年は宮戸小と気仙沼の被災者のほか、同県亘理町の高屋小学校にもプレゼントした。
 東北との交流が3年目となることしは、宮戸小や高屋小のほか、米どころの新潟県から新たな交流の話が舞い込んだ。みなべ町が昨年10月、「梅干しでおにぎり条例」を制定したことを知った南魚沼市から、「うちもコシヒカリの普及促進に関する条例を制定している。みなべの梅干しと南魚沼産のコシヒカリで何か企画できないか」という話があり、「日本一の南高梅と日本一の南魚沼のコシヒカリで、日本一おいしいおにぎりを食べよう」ということになった。
 交流相手は南魚沼市立第二上田小学校。同校は毎年、5年生の米作り体験学習を行っており、ことしも5月に田植えを行った。岩代小の子どもたちも今月23日、西岩代の保護者の尾﨑秀幸さんの梅畑で落ちた梅を拾い集め、学校に持ち帰って8つの班ごとに約12㌔ずつ塩漬けした。今後は9月ごろに天日干しを行い、JA紀州の協力でしそを混ぜて漬け直し、さらに塩抜き作業を経て来年1月にはしそ梅干しが出来上がる。
 岩代小の吉水校長は「本校の梅干し作りは伝統があり、4年前までは地域でお世話になっている交通指導員やゲストティーチャーなどに出来た梅干しを贈呈していました。東北の小学校や仮設住宅に贈らせてもらうようになってからは、子どもたちも『人の役に立ちたい』という気持ちが強くなり、感謝のお手紙などをいただいてそれが喜びになっていると感じます。ことしもおいしい梅干しを作り、南魚沼のコシヒカリで日本一のおにぎりを食べることをみんな楽しみにしています」と話している。

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