JR紀伊内原駅を住民憩いの場に

 日高町の松本秀司町長は18日の議会一般質問の中で、前年度から業者委託して策定を進めてきた「JR紀伊内原駅舎活用基本計画」の内容を明らかにした。それによると、「地域住民の憩いの場」「ギャラリー」「カフェ」など、複数の活用策が提案されており、「今後どう活用していくのか検討する段階に入る」と説明した。
 トップ登壇した栄茂美議員が「駅前活性化プラン」として「駅舎や周辺の土地の有効利用はどうなっていますか」と質問したことに対する答弁。内原駅舎活用基本計画については、平成26年度の当初予算で142万6000円を計上し、策定を進めていた。松本町長は「既存駅舎の活用について、いくつかのパターン案を取りまとめた」とし、活用例として▽常時開放して地域住民が集まるオープンスペース▽NPOなどの団体への貸事務所▽予約制のレンタルスペース▽生涯学習を支援する機能を持たせたギャラリースペース▽カフェやまちの情報発信スペース――などを紹介。「活用する場合の駅事務所と室内レイアウトもまとめている。駅舎前に駅利用者の送迎車用駐車スペースを確保するレイアウト案も作成した」と述べた。
 内原駅舎は延べ床面積83平方㍍の木造平屋建て。かつて旧内原村がJR側に用地や建設資材を提供して建てられた経緯があり、答弁の中では「古いものを大事にするという考え方を基本にする」と説明。さらに「既存駅舎を活用するには補強や改修が必要で、同程度の駅舎を新築するよりもコストが増大する可能性がある。実施設計を行う場合は、さらに本格的な調査を行い、駅舎の既存部分をできるだけ残して改修するのか、また駅舎の外観をそのままに新築するのかも検討課題」と付け加えた。また、「今回の基本計画を基にJR西日本と駅舎の無償譲渡に向けて協議、調整していきたい」とした。内原駅にあるトイレについては、すでにJR西日本がことし2月に改修工事を行い、町に4月1日付で無償譲渡された。
 栄議員から「駅周辺の活性化も考えたプランに」との提案も受けたが、「まずは駅舎の活用から一つずつ着実に進めていきたい」と回答するにとどまった。

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