県の性暴力センターが支援エリア拡大

 性暴力被害に遭った女性の支援を行っている和歌山市の性暴力救援センター和歌山「わかやまmine(マイン)」(県立医科大学附属病院内)は、来所困難な遠隔地の被害者を救済するため直接支援のエリアを拡大。日高、伊都、西牟婁、東牟婁の各地方で協力機関と連携し、それぞれ振興局の女性職員が現地支援員として業務をスタートさせた。
 平成25年7月、性暴力被害者に対してたらい回しを避け、被害直後から総合的な支援を提供するため開設。強姦や強制わいせつの女性被害者を対象に、緊急避妊の対応や性感染症検査の「医療的支援」、心的外傷回復への「心理的支援」、警察への被害届の「捜査関連支援」、法律面での「法的支援」を行っている。
 ことし4月、県男女共同参画センターから県子ども・女性・障害者相談センターに運営を移管。併せて和歌山市のセンターに遠い紀北、紀南地方で発生した事案に対応できるよう広域ネットワーク化を図った。電話相談は従来と変わらず「わかやまマイン」で一元化して対応。以降の支援について来所困難な被害者からの相談や希望に応じ、各振興局健康福祉部の女性職員に引き継ぎ、相談や関係機関への同行のニーズに合った支援を行う。
 わかやまマインの相談専用電話は℡073―444―0099(オーエンキューキュー)。祝日と年末年始を除いて午前9時から午後5時(土・日は午後4時半)、避妊の緊急医療は午後10時まで受け付けている。
 同センターの相談受け付け件数は開設初年度が22件、26年度は35件。日高振興局健康福祉部(御坊保健所)の担当者は「緊急避妊の処置が有効なのは72時間以内。もし性被害に遭ったら一人で悩まず早い目に『わかやまマイン』に電話してください」と話している。

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