メキシコ発祥の辛味調味料「タバスコ」をベースに、紀州南高梅の梅肉と唐辛子、柚子をブレンドしたピリ辛液体調味料「スコウメ」が誕生した。開発したのは、晩稲の㈱岩本食品ぷらむ工房(岩本公作代表取締役社長)で、同社が経営するイタリアンカフェで提供していた梅入りのオリジナルタバスコが大好評となったことが商品化のきっかけ。どんな料理にも合う隠し味として人気を集めている。
梅干し専門店のぷらむ工房は、人気の完熟梅干しや梅ジュースなどの製造・販売のほか、埴田のベイホテル朝日桜近くでイタリアンカフェ「カフェ・ド・マンマ」を経営。ピザやパスタのメニューに合わせて、市販のタバスコに梅などを加えたオリジナルタバスコを提供したところ、「家でも使いたい」「おみやげとして持って帰りたい」と予想以上の反響があった。
そのあまりの人気に、カフェとぷらむ工房のスタッフが集まり、唐辛子や柚子、紀州南高梅の梅肉、梅果汁などをブレンドした新商品の開発に着手。それぞれの原料の量を調整しながら試作を繰り返し、「ピリッと辛くてほんのり酸っぱい」激うまアイテム、「スコウメ」が完成した。
パッケージには白浜の人気者のパンダをあしらい、ぷらむ工房本店とカフェ・ド・マンマ、とれとれ市場のほか、ぷらむ工房HPのオンラインショップ(http://www.plumkoubou.co.jp/)で販売。価格は1本65㌘で500円(税込み540円)。
全国的には柚子の「ユズスコ」、レモンの「レモスコ」など、タバスコタイプの液体調味料がブームとなっており、ぷらむ工房の「スコウメ」も新たな和歌山の土産品として人気上昇中。取締役企画部長の岩本智良さんは「ピザやパスタはもちろん、ラーメン、ギョーザ、焼き鳥、そうめんつゆのトッピングにもご好評いただいております。イタリアンの隠し味から生まれたスコウメは、辛いもの好きの方ならどんな料理とも相性は抜群。これからの夏場にオススメです」と話している。
問い合わせは岩本食品ぷらむ工房℡0739-74-2406。