県高校総体新体操競技の部が、和歌山市の県立体育館で行われた。強豪南部は団体の部で優勝。個人の部でも、林和悠選手(3年)=みなべ町埴田=が2年連続で優勝を飾るなど1位から4位までを独占した。団体と個人優勝の林選手は、13・14日に滋賀県で開催される近畿大会、8月6日に大阪で開かれるインターハイにそれぞれ出場を決めた。
団体の部には5選手のチームで出場。曲は熊野古道をイメージし、「和」を取り入れたオリジナル曲で時間は2分30秒。練習の成果を発揮し、華やかな演技を披露した。表現力、技の正確性、動きのキレなどで高い評価を受け、見事優勝を飾った。
個人種目はクラブとボールの合計得点で競い、林選手が2連覇を達成したほか、2位には田中冴選手(3年)=みなべ町清川=、3位には小竹史花選手(同)=印南町印南=、4位には安井美織選手(同)=みなべ町東本庄=が入った。2位から4位までの入賞選手も近畿大会に出場する。主将の田中選手は「ミスはあったが、目標だった優勝ができてうれしい。これから近畿や全国でも頑張りたい。9月の国体にも多くのメンバーが出場するので、弾みになった」、個人の部で2連覇を飾った林選手は「昨年のインターハイではミスがあった。ことしは国体にもつながるようないい演技ができるように頑張りたい」と意気込んでいる。団体のメンバーは、個人の部上位の4選手と大阪府泉大津出身の板東美憂選手(1年)の計5人。