イベントで地域盛り上げ、PR
- 2015/6/9
- 日高春秋
担当地域の配置換えで、17年ぶりに由良町のふるさとフェスティバルを取材した。筆者が以前、由良を担当していたころは中央公民館前で開催され、その後白崎海洋公園がオープンしたことで同公園に会場を変更。ことしで26回目となり、地元をPRする一大イベントとしてすっかり定着したようだ。
イベントでは地元の農産、海産物が売られ大盛況。個人的には商工会女性部が開発した「ゆらバーガー」を初めて食べたが、衣奈ワカメの茎のコリコリした食感がいいアクセントとなり、おいしかった。特設ステージでは地元出身の歌手藪下将人さんが歌を披露して、大いに盛り上がった。地元にこういった歌手がいてくれることは、町のPRに心強い味方になると感じた。あと、久々に見た白崎の石灰岩でできた白い岩山と青い海は〝日本のエーゲ海〟と呼ばれるほどで、風化することのない美しさは、貴重な観光資源であるとあらためて感じた。
ただ、ふるさとフェスに関し、残念なことが一つ。昨年もそうだったらしいが、ごぼう商工祭と開催日が重なり、来場者が分散してしまうこと。梅雨時期や他のイベントもあり、なかなか難しい面もあるが、できることならこういった各市町の一大イベントが同じ日にならないよう、市町間で調整したいところ。さらに、前にも小欄で同じようなことを書いたが、各市町のイベントを一つにまとめて毎年各地域の会場を持ち回りにして開催するのはどうか。広域でスクラムを組めば一層大規模なイベントとなり、集客アップを図れるかもしれない。いずれにしてもこういったイベントを継続し、地域を盛り上げ、PRしてほしい。 (吉)