ママ、見てみて!
- 2015/5/17
- フォトニュース
美浜町三尾のイラストレーター、えんどうひとみさんが主宰する絵画教室「アトリエビアンコ」では現在、小学生や主婦ら約10人が絵画、工作等の作品づくりに励んでいる。先月は御坊市内で子どもたちを対象に牛の写生会を開き、今月30、31日にはそのときの絵などを集めた作品展、ウエルカムボード作りのワークショップを開催する。
大阪出身のえんどうさんは、三尾の美しい海の眺めに魅せられ、おととし12月にIターン移住して「海の見えるアトリエ」を開設。同時に、子どもと一般を対象としたイラストや絵画の創造教室「アトリエビアンコ」をスタートさせ、子どもたちには目の前の海でとれた魚や植物、野菜などを題材に、いろんな絵の具で自由に表現する「楽しさ」「面白さ」を知ってもらうことを基本として指導している。
先月には御坊市野口の畜産農場の協力を得て牛の写生会を開き、16日の子ども向け教室ではそのときに描いた作品を飾る額縁作りなどを行った。美浜町和田の堀友里子ちゃん(3)の作品は、画用紙いっぱいに描いたアオリイカ。額縁は青や赤、黄色などいろんな色を混ぜ合わせ、手のひらも使って楽しそう。約2カ月前から通い始めた日高川町土生の飯島真結子ちゃん(3)は、牛のそばで自分と兄の應介君(6)が遊んでいる絵を描き、「牛は怖くなかったよ」と笑顔で話していた。
30、31日の作品展は両日とも午前11時から午後4時まで。子どもたちと一般合わせて約20点の絵画、立体イラスト、陶芸などを展示する。ほかに当日イベントとして、板や木切れを使ったウエルカムボード作りのワークショップ(両日とも2時から)も開催。えんどうさんは「子どもたちは楽しみながら、自信を持って表現することが大切で、小さな子はのびのびと好きなものを描いています。初夏のひととき、アトリエに集う方たちの作品をご覧いただきながらゆっくりとお過ごしください」と話している。
問い合わせはアトリエビアンコ℡0738-20-5093。