大和歯車 和歌山第2工場が竣工

 日高川町平川の精密歯車の製造・開発企業、大和歯車製作㈱=本社東大阪市、津井克巳代表=の「和歌山第2工場」の竣工式は15日に現地で行われ、関係者約50人が完成を祝った。新工場の設置により生産能力を増強、今後成長が見込まれる航空機、鉄道、船舶の3分野への本格参入を図る。津井代表は「正真正銘の和歌山一、日本一の航空機ギア(歯車)工場を目指したい」と話している。
 竣工式には同社や施工の㈱増岡組=本社東京都=、設計の㈱宮本設計=兵庫県宝塚市=、県や町の関係者らが出席。神事は地元、土生八幡神社の間野常民宮司が祭主となって執り行われ、津井代表や日高川町の市木久雄町長らが玉串をささげた。最後にお神酒で工場の完成を祝うとともに、同社のさらなる飛躍を願った。津井代表は「地域をはじめ、県、国に貢献できる会社を目指しています。今回の新工場建設を弾みに、世界に市場を広げていきたい」と話し、市木町長は「素晴らしい工場の完成、お喜びを申し上げます。工場の完成とともに、新たな分野への参入を期待しています。社のますますの発展を心から祈っています」と祝った。
 新工場は3万5635平方㍍の和歌山第1工場敷地内に建設。一部2階建て、延床面積約3600平方㍍で、1階部分が工場、2階部分は事務所。工場には、一部第1工場の設備を移転したほか、最先端の歯車研削盤やNC旋盤などの設備を導入し、焼き入れ(熱処理)の研究施設も併設している。事業費は約17億2400万円。地元を中心に3年間で13人の雇用を予定している。
 同社は旧川辺町が平成4年6月に誘致した企業。既存の和歌山第1工場は同社の生産拠点として工作機械、一般産業機械をはじめ、印刷機、発電機、船舶、鉄道、航空機など幅広い分野で使われる高付加価値の精密歯車を製造している。

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