日高歯科医師会(柏木健夫会長)の第7回家族でよい歯のコンクール御坊保健所審査が13日に行われ、最優秀賞に御坊市野口、山戸由香里さん(31)、日向(ひなた)君(4)母子が選ばれた。7月に行われる県審査に進む。ともに虫歯ゼロ、歯並びや歯茎の状態など「健康的でお手本のよう」と高い評価を受けた。優秀賞1組とともに6月6日に日高川町で開くよい歯のフェスティバルで表彰される。
昨年4月1日からことし3月31日までに3歳児歯科検診を受診した幼児と保護者が対象で、ことしは歯科医師の推薦を受けた2組が、この日の最終審査に進んだ。
審査は同歯科医師会の五木田恒明さんと中野真行さんが行った。山戸さんは母子とも虫歯はなく、口の中の清掃状態などすべての項目で優秀との評価だった。五木田さんと中野さんは「虫歯も歯槽膿漏(しそうのうろう)もなく、きれいで健康的なお手本になる口の中でした」と太鼓判を押した。
永久歯になってからは治療経験がないという由香里さんは、毎日の歯磨きはもちろん、寝る前には液体のマウスウォッシュで口をゆすいで虫歯を予防。歯科医院での定期健診も受けており、歯石の除去にも努めている。塩屋幼稚園年中児の日向君は毎日朝、昼、夜の3回歯みがきしており、夜は由香里さんが仕上げに磨いている。日ごろからジュースはできるだけ飲ませないようにしているという。由香里さんは「最優秀賞とは思っていなかったのでびっくりしています。母が虫歯が多かったので、私が虫歯にならないようにと小さいころから予防に気をつけてくれていたのがよかったのだと思います。これからも虫歯ゼロへ頑張りたい」と話していた。
優秀賞には叢みな子さん、瑛信君母子(印南町)が選ばれた。