第304水際障害中隊・和歌山駐屯地はことしも新社会人のための生活体験研修を受け入れており、25日から3日間は御坊市の紀南電設㈱(林惠一代表)のフレッシュマン2人が入隊。基本教練からテント設営、3㌔走、西山登山などのメニューをこなした。
同社は毎年、新入社員を自衛隊の研修に参加させており、ことしはこの春高校を卒業した御坊市の林照義さん(19)と田辺市の小鮒直樹さん(19)が参加。伊藤元隆二等陸曹(44)が教官となり、25日は「気をつけ」「右向け右」などの基本教練やロープワーク、26日は地震津波を想定した未明の非常呼集や西山登山、27日は本物の隊員にまじっての3㌔走、基本教練などを行った。
中学時代は陸上部だったという林さんは、3㌔走のタイムに「もっと早く走れると思ったのに…」とちょっと悔しそうな表情をみせ、高校時代、ラグビー部だった小鮒さんは「野外のテント生活は夜は寒く、2日目の夜は寒さで何度も目が覚めました」と話していた。