国保日高総合病院 包括ケア病棟を開設へ

 御坊市外五ケ町(日高)病院経営事務組合議会の3月定例会が3日に同病院で開かれ、早ければことし5月にも日高地方初の「地域包括ケア病棟」を開設することが報告された。入院して一定の治療が進み、「回復期」と「慢性期」に入った患者を受け入れる病棟で、50床を確保して最大60日間、リハビリや在宅復帰支援などが受けられる。患者にとっては安心して退院できるまでの治療期間延長の措置となりそうだ。
 ケガや病気で入院した直後は「急性期(1週間~2週間)」と呼ばれ、その後は「回復期」や「慢性期」となり、治療が見込めない時は「終末期」とされる。現在、日高病院には一般急性期病床が243床あり、うち50床を地域包括ケア病棟用に転換。施設改修や新たな予算計上の必要はない。同病棟は急性期の治療が終了して回復期や慢性期にある患者を対象にリハビリや退院支援(相談、準備等)を行う。病院側は主治医、看護師、薬剤師、管理栄養士、リハビリスタッフ、医療ソーシャルワーカーらを配置。効率的で密度の高い医療を提供するため厳しい施設基準をクリアし、国からの許可を受けた病棟となる。
 同様の病棟は県内で橋本市民、有田市立の病院がすでに開設している。日高地方では北出病院に慢性期の患者を対象にした病床はあるが、地域包括ケア病棟として開設するのは日高病院が第1号となる。
 国では効率的な病院経営へ早期退院を進めており、全国的に患者からは「無理やり退院させられた」「もっと時間をかけて治療に専念したい」などの不満も出ている。

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