10月 田辺で大相撲巡業
- 2015/2/27
- スポーツ
大相撲の地方巡業が10月19日に田辺市上の山、田辺スポーツパークで開かれることが決まった。同市での開催は約半世紀ぶり。合併10周年記念事業の一環で、「紀州梅の郷場所」として行われる。当日はもち投げや子ども相撲教室なども企画しているという。チケットの販売は5月11日からの予定だが、価格などの詳細については決まっていない。
主催は紀州梅の郷場所実行委員会(大沢広太郎実行委員長)で、みなべ町、上富田町、白浜町、すさみ町、田辺商工会議所が後援。同市の合併10周年記念イベントの一環として実施する。当日は午前8時半に開場し、午前11時から取組。終了後には子ども相撲教室ともち投げが企画されている。紀南地方は梅干しが特産だが、味付けしていない昔ながらの梅干しは「白干し」と呼ばれることから、大相撲協会でも「相撲の『白星』に通じる。縁起がよい地方巡業になる」と喜んでいるという。
開催に先駆け、日本大相撲協会巡業部の阿武松(おうのまつ)親方(元関脇の益荒雄)が田辺市の田辺石神梅林で記者発表を行った。阿武松親方は「もち投げが企画されているなど、普段の巡業とは違った形。お客さんや力士にも心に残るような巡業にしていきたい」と述べ、大沢委員長は「相撲人気で地域を元気づけたい」とあいさつした。