日高町議選もし烈な戦い

 「泣く2人は誰か」の一点に関心が集まる日高町議選は、早くも中盤入り。序盤は、前哨戦から安定した戦いぶりの中堅、ベテラン勢3人とトップ争いの勢いを見せていた新人2人がやはり先行しているもよう。一方、内原地域では新人3人がボーダーライン突破との声が聞かれ始め、劣勢が伝えられていた新人、1期組5人は下位の大混戦を抜け出せないままとみられている。候補者13人のうち8人が初の選挙戦という中、旧村別で候補者がいる地区を中心に戦況を探ってみた。
 有権者約6300人の半数以上となる3300票を有する内原地域。同じく2人超過だった4年前の選挙時から候補者が1人増え、現職3人、新人5人が乱立して大激戦を繰り広げている。約880票で現新3人の高家は血縁関係や若者の支持で現職1人が初の選挙戦ながら善戦。もう一方の現職は地縁、血縁ともほとんどなく、苦戦を強いられている。新人1人は区内での競合に加え、他の地域からの攻め込みも激しく、地元固めにはあと一歩か。約830票で現新各1人が激突する萩原は新人が地元区の支援を受け、大きくリード。一部、他地域からもくい込まれる中、現職も実績と政党のバックアップで踏ん張っている。約780票で新人2人の荊木は互いに引退する現職の支援を受け、がっぷり四つで激しく票を奪い合う。180票で新人1人の池田は区が候補者を支持し、しっかり地元固めを図る。町制施行以来初めて候補者がいない約380票の原谷は隣接区の新人2人が血縁を生かして勢力を伸ばすが、昨年5月にあった町長選関係で票獲得を目指す候補者も数人いる。前哨戦からほぼ全候補者が区内に入って草刈り場と化している。
 約1700票の志賀地域は現職2人、新人1人。現新が競合する約330票の谷口は新人が若者層の支援を得て現職に勝る勢い。現職1人で420票の中志賀は、血縁がなく地縁も薄い選挙戦初挑戦の地元候補が厳しい戦いとみられ、同じ地域の候補者や他の地域から血縁を頼みに攻め込む新人らが入り乱れている。
 比井崎地域は約1200票だが、前回選挙時から候補者が2人減、現職2人の争いと地域性で他の2地域より断然有利。他地域からの攻勢も目立つほどではなく、平穏ムードが漂っている。約300票の比井は一部で血縁を持つ新人の影響はありそうだが地元候補支援の結束が強く、他陣営の切り崩しも最小限にとどめるもよう。阿尾は新人の攻め込みもあるが、現職の支持層に大きな変動はないようだ。現職が引退を表明している、約120票の小浦では隣接区の現職が優勢。約160票の産湯は現職2人が火花を散らす。
 序盤は各候補者が街宣車に乗り込んであいさつ回り。中盤に差し掛かると車を降りて握手する姿も目立ち、票の奪い合いは熱を帯びてきている。

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