狩猟人口増加に期待

 少し前、日高町と由良町をつなぐ県道を車で走行中、道にサルが出てきた。山の中のため、さほど珍しくはないのだが、その時は1、2匹ではなく数十匹見かけた。群れで移動中だったのだろうか。結構な大群だったので、自転車やバイクなら身の危険も感じるだろう。このほかにもウサギやタヌキは日常的に、一度、大きなシカが道に立っていた時は驚かされた。
 こういった獣の影響を大きく受けるのは農業だ。鳥獣被害を減らすためには放任果樹を減らすなど、個人個人の努力が必要だが、同時に個体数を減らすことも大事。そのためには狩猟者の確保が必要。しかし日高地方の猟銃所持者は3、4年前には350人いたが、現在は約300人。数年ごとの更新時期のたびに減少している。また所持者の高齢化も進んでおり、今後さらに減少が見込まれている。
 そんな中、最近狩猟に興味を持つ「狩りガール」がブームになっているという。その名の通り女性ハンターのこと。狩猟をテーマにした漫画のヒット、また近年は都市部でもジビエ料理が提供されるようになり、料理を食べたことをきっかけに興味を持つようになる人もいるという。
 そんな新規狩猟者の増加に期待がかかる中、県でも狩猟を体験できる「シューティング・シミュレーター」を導入。今月29日には印南町で開かれる研修会で登場。スクリーンを見ながらレーザー銃で射撃することができ、気軽に狩猟を体験できる。狩猟は生命と向き合う行為であることや、人命にかかわる可能性があることを重視するのはもちろんだが、「狩りガール」ブームやシミュレーターなどによって、狩猟人口が増加することを期待したい。(城)

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