美浜町長選 公開討論会開催できず

 2月3日告示の美浜町長選に向け、町内外の開業医でつくる「美浜の医療を良くする会」が現新2人の立候補予定者に開催を呼びかけた公開討論会は、23日までに一方が参加を拒否したため、開催できなくなった。不参加の理由は「公平、中立であるべき良くする会の代表が相手方を応援している」などとし、申し入れを行った代表はこれを否定せず、討論会のかわりに公開質問状を提出するという。
 美浜の医療を良くする会は、吉原の龍神医院の龍神弘幸氏(61)が町内外の開業医に声をかけ、「美浜町の医療を良くする目的」で、当面は「直近に控えた町長選挙に提言してゆく」として発足。会のメンバーは美浜町と御坊市の開業医6人、龍神氏が代表となり、31日午後6時からの開催予定で、2人の立候補予定者に公開討論会への参加を呼びかけた。
 22日に申し入れを受けた新人谷進介氏(56)=三尾=は、「住民の皆さんに私の考えを聞いていただけるのはありがたい」と参加を即答したが、23日に申し入れを受けた現職森下誠史氏(59)=三尾=側は逆に不参加を即答した。森下氏のかわりに対応した福田秋後援会長はその理由として、第一に「現職の森下は平日は公務があり、土日の休みも告示まであと4日しかなく、非常に忙しく(31日の土曜も)時間がとれない」と説明。2つ目の理由としては、「龍神氏は先日まで自分の診療所の待合室に谷氏のポスターを張り、谷氏の名刺も置いていた。このような一方に偏り、公平性を欠く方が中心となって開催する公開討論会には参加できない」などと話した。これに対し、龍神氏はその場で否定も反論もせず、公開討論会のかわりに良くする会の要望をまとめた公開質問状を提出したいとの考えを述べた。
 このあと、龍神氏は森下氏側の福田後援会長が指摘した診療所の谷氏のポスター、名刺の件について、記者の取材に「いまはもう置いていないが、ポスターも名刺も待合室に置いていたのは事実。谷さんに頼まれたので仕方がなかった」などと釈明。町選管も住民から連絡を受け、谷氏のポスター掲示等を確認のうえ、「ポスターは明らかに選挙活動のためのものとはいいきれないが、選挙を前にしたこの時期にはまぎらわしい」と判断、外すよう求めた。
 公開質問状は医療関係の話に絞って双方に提出するという。

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