被告人は深く反省しています

 御坊市の名田中学校(木村栄一校長)の3年生22人は14日、和歌山地方検察庁の検事らを講師に招き模擬裁判を体験した。
 事件は、女性が自宅で介護していた認知症の高齢の母を首を絞めて殺害。生徒たちは裁判長、検事、弁護人、裁判員など被告人以外の役に分かれて、本物の裁判さながら冒頭陳述や証人尋問、論告・求刑など台本通りに進行した。被告人は殺害を認めているが、「母のためを思って殺害した」と主張しており、情状酌量の余地があるかどうかが焦点。検事側は「育ててもらった親に恩返しすべきところを、首を絞めて苦しませながら殺害するとは残忍。周りの人に助けを求めることもできた」と主張。弁護人は「下(しも)の世話から食事まで、介護はやった人にしか分からない大変さがある。仕事に忙しい夫や姑(しゅうとめ)と同居している妹には助けを求めることができず、1人で背負わなければいけなかった。また被告人は心から反省している」として情状酌量を求めた。
 生徒たちはどちらの言い分が適切かについて意見を出しあった。

関連記事

フォトニュース

  1. 日高の魅力が満載

写真集

戦争体験者に聞く 終わらざる夏

  1. 乳飲み子抱え上海から引き揚げ 御坊市島に暮らす98歳の嘉美(よしみ)さんは、1921年(大正1…
  2. 34年前、活字にならなかった一冊の本 活字の本として出版されることのなかった、一冊の戦争体験集…
  3. 船団護衛の海防艦で南方へ 1923年(大正12)8月19日、夏目英一さん(95)は日高郡旧野口…
  4. 千人針と250人分の寄せ書き発見 「あれ、これは何やろ」 1999年(平成11)8月、母の薫(か…
  5. 飛行兵志願も母が反対 小瀬輔造さん(89)は1930年(昭和5)1月7日、日高川町…

日高地方などのイベント情報

現在予定されているイベントはありません。

Twitter

書籍レビュー

  1.  「バイバイ、ブラックバード」を読むと、原典に当たる太宰治の「グッド・バイ」が読みたくなったので、文…
  2.  作者の生まれは明治18年。明治45年に執筆され、初版は大正10年とかなり古いですが、繊細な描写が特…
  3.  6月19日は桜桃忌。芥川龍之介の河童忌、司馬遼太郎の菜の花忌ほど有名ではありませんが、太宰治の命日…
  4.  銀行に7年間勤務した経験を持ち、「半沢直樹」「陸王」「ルーズヴェルト・ゲーム」など人気ドラマの原作…
  5.  幅が狭く、カーブが続き、前から車がくればすれ違うこともできず、一つ間違えば谷底に転落してしまう…。…
ページ上部へ戻る