世界体操銅メダルの田中選手祝賀会
- 2014/12/18
- スポーツ
第45回世界体操選手権大会の男子団体銀メダルに貢献、個人総合でも銅メダルと活躍した田中佑典選手(25)の祝勝会が15日、和歌山市のホテルグランヴィアで開かれ、県内の体操関係者ら約100人が出席。発起人を代表して県体操協会副会長の小宮清氏(73)=美浜町和田=があいさつし、「2年後のリオ(五輪)、さらにその次の東京も目指して頑張ってほしい」とエールを送った。
田中3きょうだいの末っ子、佑典選手は日本のスーパーエース、内村航平選手(25)と同じコナミの所属。今回は団体と個人総合、種目別(平行棒)に出場し、団体はつり輪、平行棒、鉄棒の3種目を行った。結果、つり輪は内村選手を上回る15.033をマークし、得意の平行棒は15.166、鉄棒も内村選手とともに15点台を出す活躍をみせ、日本は5種目終了時点まで首位を守ったが、最後の鉄棒で開催国中国が超高得点を連発して逆転、4大会連続の2位に終わった。
個人総合は内村選手が史上初の5連覇を達成、佑典選手は平行棒と鉄棒で内村選手を上回ったが、合計点は内村選手に1.516差、2位にはわずか0.024差の3位。世界選手権は団体、個人総合ともに初のメダルを獲得した。種目別の平行棒は5位。
祝賀会で小宮氏は、協会会長の世耕弘成官房副長官の代理であいさつ。団体銀に大きく貢献、個人総合でも得意種目で見事な追い上げをみせた活躍をたたえ、「すばらしい演技に感激した。来年の世界選手権団体では必ず金をとり、2年後のリオ、さらに6年後の東京オリンピック出場も目指して頑張ってほしい」と述べた。