山頭火全国俳句大会 平田さんに最高賞

 自由律俳句のはまゆう吟社会員、平田キヨヱさん(76)=御坊市熊野=は、29日に山口県防府市で開かれた第35回山頭火全国自由律俳句大会で一般の部1位に当たる山頭歌賞を受賞した。30年近く前から同会に所属しており、同大会には会員有志が5年前から投句。これまで2人が入賞しているが、最高賞の受賞は初めて。
 種田山頭火は山口県佐波郡(現防府市)出身、「うしろすがたのしぐれてゆくか」などの作品で知られる、自由律俳句で最も有名な俳人の1人。はまゆう吟社会員は5年前からこの大会に句を出しており、これまでに切目ときさんと山林ふじよさんが入賞。今回は、平田さんの作品「順風も逆風も鳴り分けている風鈴」が参加作品423点の中で1位となった。
 平田さんは昭和61年に同会に入会。休止していた時期もあったが、近年はずっと例会に参加している。受賞作品は風の強い日、家の風鈴がよく鳴るのを聞いて詠んだ。夏の間は孫が押し花を張って作ってくれた風鈴やかわいらしいガラスの風鈴など幾つかの風鈴をつるしており、「小さなかわいい風鈴も、そよ風や強い風とそれぞれの風に合わせながら、自分なりの音で一生懸命に鳴っているんだな」と健気さを感じたという。受賞に、「はまゆう吟社は大正時代から続いている歴史のある会ですが、家族的な雰囲気でとても和やかです。今回受賞できたのも、会の皆さんにいろいろ教えていただいているおかげです」と話している。

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