東裏さんの胡蝶蘭が全国品評会で特別賞

 日本花き生産協会主催の全国花き品評会洋らん部門が愛知県の愛知豊明花き地方卸売市場で開かれ、30点の特別賞が決定。美浜町和田の胡蝶蘭生産者、オーキッド美浜代表の東裏幸浩さん(59)が出展した胡蝶蘭「エレガンス」が全体で上から15番目、胡蝶蘭では10番目となる日本洋蘭農業協同組合長賞を受賞した。脱サラ後の起業で色物生産にこだわりながら18年目、関西では唯一の受賞となった。
 全国花き品評会は、生産技術の改善・向上などを目的に、生産のプロや市場関係者が審査を行い、洋らん部門は全国の生産者を対象として年1回開かれる唯一の品評会。胡蝶蘭を専門とする東裏さんは今回、中輪系色物(パステルピンク)の「エレガンス」を出展し、上位30点に贈られる特別賞を初めて受賞した。
 東裏さんは電機メーカーサラリーマン時代、シンガポールやタイ、フィリピンなど東南アジア各国へ出張することが多く、そこで見た花の美しさに心を奪われたのが胡蝶蘭栽培を始めたきっかけ。39歳で退職後、本格的にバイオ技術を修得、平成8年から胡蝶蘭の生産を開始し、現在は御坊市湯川町小松原と野口の2カ所で合わせて10種類、約6万株を栽培、出荷・販売している。
 国内の胡蝶蘭市場は色のない白花が主流で、色物より白花の方が高く売れるため、色物の胡蝶蘭を主とする生産者はほとんどいない。東裏さんは4年ぶりの入賞、初の特別賞受賞に、「花の並び、色あい、輪数、株の健全性などが審査の対象となりますが、今回のエレガンスはどれも最高の出来でした。色物胡蝶蘭に力を入れ、頑張ってきたことが認められたような気がして嬉しいですね」と話している。
 県内の胡蝶蘭専門生産者は2軒だけ。胡蝶蘭は開店、受賞、栄転などお祝い用に人気があり、最近は白花がお供え用としてもよく使われており、これからの季節はお歳暮やクリスマスギフト用の注文が多くなるという。

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