働く女性のスキルアップを応援する情報誌「日経ウーマン」が企画した「卵かけご飯25種、食べ比べランキング」の結果が発表され、「紀州うめたまご」が見事1位に輝いた。審査員を務めた飲食ライターら女性4人からは「まろやかな旨みがご飯に合う」「子どもも好きそうな味」などと高評価。全国から集まったワインたまごや金剛卵など並み居る〝強敵〟を抑えてナンバー1となった。
仕事にも私生活にも役立つ情報を掲載している日経ウーマンの企画で、全国の有名なブランド卵25種類を取り寄せ、グルメライターや最新のトレンドに関する取材・執筆を行っている女性4人が選考した。
うめたまごは、みなべ町晩稲の紀州ほそ川(細川清会長)が開発した加工品梅酢「梅そだち」(梅BX70)を混ぜたエサで育てたうめどりから生まれた卵。梅酢には健康維持には欠かせないクエン酸やアミノ酸が多く含まれており、うめたまごには葉酸が通常より約30%も多く含まれるなど栄養価が高いのが特徴。今回は、細川会長が会長を務める紀州うめどり・うめたまご協議会の会員である上平養鶏場(紀の川市)が提供した。
審査した4人は「酸味やコクがしっかりしているので、しょうゆなしでもいける」「パッケージに『濃い』と入れたくなるくらい濃い」「ねっとりしていて子どもも好きそうな味」などと絶賛。黄身の色も濃いため、「弁当の卵料理にしたら映えそう」と卵かけご飯以外にも使いたいという意見も出た。2位は広島県の「きよらグルメ仕立て」、3位は岐阜県の「濃厚卵黄もみじたまご」だった。細川会長は「紀州うめどりが2008年食味コンテストで最優秀賞を受賞し、今回はうめたまごが1位となり、評価されてうれしい。この機会に和歌山の産品として定着し、おいしい卵があることを知ってもらいたい」と笑顔で話している。