大敗と経験を糧に

 来春のセンバツ出場校を選ぶ際の重要な参考資料となる秋季近畿地区高校野球大会は4日、決勝が行われ、天理(奈良1位)が立命館宇治(京都2位)を8―4で破って4年ぶり8回目の優勝。明治神宮大会出場を決めた。天理は、日高地方期待の日高中津を5回コールドで退けた大阪桐蔭(大阪1位)も下しており、上には上がいるものだとあらためて感じさせられた。
 近畿大会1回戦の日高中津―大阪桐蔭。日高中津は7二塁打を含む13安打の猛打に屈した。初回先頭打者に二塁打を浴びると、相手打線に一気に畳み掛けられた。大阪桐蔭のここぞというときの爆発力は、さすが今夏の甲子園優勝校で春夏合わせて5回の日本一を誇るチームと思わせるものだった。若アユナインは甲子園出場がかかる大一番のムードに少しのまれたようでもあったが、現時点では力及ばなかったというしかないだろう。
 近畿大会は日高中津の前の試合が天理―報徳学園(兵庫2位)で、近畿王者になったチームのプレーを観戦することができた。天理は今大会全4試合二けた安打をマーク。この試合でも鋭い当たりが目につき、優勝という結果もうなずけた。
 1、2年生の新チームはまだ始まったばかり。若アユナインにとってはこの時期に全国レベルのチームと真剣勝負ができたこと、また間近でプレーを見られたことは大きな財産になったはず。これからのシーズンオフ、自分たちには何が足りなかったのかを省みて、成長の糧にしてもらいたい。大阪桐蔭も昨秋は府大会でコールド負け。そこから大敗を喫した履正社にリベンジし、日本一に上り詰めている。若アユたちもやればできると期待し、来年夏を楽しみにしておきたい。     (賀)

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