椿山ダム濁質訴訟 11月14日結審へ

 アワビなどの漁獲量が激減したのは、日高川上流の椿山ダムから排出され、河口から海に流出し堆積した濁質が原因として美浜町の三尾漁協と組合員58人がダムを管理する県を相手に損害賠償等を求めている訴訟の公判が29日、和地裁で行われ、11月14日に結審することが裁判所から示された。
 この日は5、6月に行われた証人尋問の調書に記載されていた誤字等の訂正を求める意見書を原告側が提出。被告側からは、ダムの構造に関する内容の準備書面が提出された。裁判所からはこれまで出された準備書面に対してこれ以上尋ねることはない趣旨の報告がされ、今後は11月4日までに最終準備書面を提出し、11月14日午後1時15分から結審することが決まり、裁判は最終段階に入った。
 公判を傍聴し、30日に三尾漁協で会見した村尾敏和組合長は「いよいよ大詰め。弁護士や専門家の意見を聞いて最終書面を作成する」とし、「これまでの公判で我々には何の落ち度もないことが分かってくれたと思う。被告は非を認めるべきだと思っている」と胸中を明かした。

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