みなべ千里の浜のウミガメ産卵回数減少

 みなべ町山内、千里の浜でウミガメの産卵がピークを迎えているが、産卵回数は6月末現在で50回。昨年の同時期と比較して半分程度となっている。日本ウミガメ協議会の松沢慶将会長は「産卵が遅れているのか、全体的に数が少ないのかは分からない」と話している。例年だと、上陸・産卵のピークは7月中旬ごろまで。
 千里の浜は延長1.3㌔、本州有数のアカウミガメ産卵地。ことしの初上陸は5月21日で、町職員が確認した。以後、上陸が続いているが、日本ウミガメ協議会の6月末現在のまとめによると、上陸95回、産卵が50回。昨年同期の上陸162回、産卵93回に比べ、上陸・産卵ともに下回って推移している。
 昨年のシーズン通じての上陸回数は579回、産卵は291回で、調査データがある昭和56年以降で産卵回数が4番目に多かった。一昨年も293回の産卵があり、過去3番目となっていた。松沢会長は「多い年が2年続いたが、ことしはいまのところ昨年を下回るペース。しかし産卵が遅れている可能性もあり、終わってみなければ全体の状況は分からない」と話している。
 全国で産卵が最も多い鹿児島県の屋久島でもことしは昨年よりも少ない傾向で、NPO法人屋久島うみがめ館によると、「昨年の半分程度ではないか」と話している。産卵は8月下旬ごろまで行われ、以後はふ化が始まる。

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