サッカーで日本を大フィーバーに

 サッカーワールドカップブラジル大会で、日本はグループリーグ戦を1分2敗で敗退し、決勝トーナメント進出はならなかった。初戦のコートジボワール戦は1―2で逆転負け。2戦目のギリシャ戦も相手の選手が1人退場し、数的に有利な状況をつくりながら0―0の引き分け。3戦目のコロンビアには1―4で大敗した。結果だけみると、劇的な見せ場もつくれずに終了。日本代表らしさもみられずにブラジル大会の戦いは終わったといえるだろう。
 日本代表が初めてワールドカップの本選に出場できたのは、いまから16年前のフランス大会。過去の戦いぶりを振り返ってみると、2002年の日韓大会、2010年の南アフリカ大会でグループリーグを通過してベスト16入りを果たしたのが最高だった。プロのJリーグが発足したのは21年前の1993年で、ワールドカップの出場常連国のブラジルやイタリアなどの南米や欧州に比べるとサッカーの歴史は比較的浅いといえる。
 サッカーを経済に例えるのはナンセンスかもしれないが、日本は資源もなく国土も狭い。人口もアメリカの3分の1だが、第2次世界大戦の敗戦後に急激な経済成長を成し遂げた。そこにある日本人の勤勉さや向上心は、今後のサッカーレベルを押し上げることにもつながるのではなかろうか。
 今大会でもみなべ町の岡崎賢二さんのおいの岡崎慎司選手が1点を入れ、日本人が世界でも戦えるということを証明してみせた。日高地方の子どもたちにも大きな希望を与えたのではなかろうか。4年後はロシア大会。選手たちの活躍で日本中を大フィーバーさせるような日が来るのを、待ち続けていたい。   (雄)

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