陸自和歌山で52周年行事

 美浜町の陸上自衛隊和歌山駐屯地で31日、創立52周年記念行事が行われ、中村祐治司令は周辺国との間で緊張が高まる日本の安全保障環境について触れ、「いついかなるときでも、われわれは与えられた任務を完遂しなければならない」とし、あらためて国防と災害派遣に備えて強い決意を示した。安全保障に関する憲法解釈の見直し、集団的自衛権の議論が高まるなか、好天にも恵まれ、自衛隊車両の動態展示などのアトラクションも多くの人でにぎわった。
 記念行事には地元美浜の森下誠史町長、日高町の松本秀司町長ら周辺町の首長、岸本周平衆院議員ら多くの来賓が出席。中村駐屯地司令は、創立から52年間にあった25件の大規模災害派遣、90件の部外土木工事、国際協力活動などを振り返り、「こうした活動で地域発展の一翼を担うことができたのも、住民の皆様、ご支援いただいた諸先輩方のおかげ」と感謝。尖閣諸島をめぐる中国との海域、空域の問題、北朝鮮の核ミサイル開発など周辺国との安全保障環境は「非常に厳しく、不安定要素も多い」とし、南海地震など大規模災害も含めて、「われわれはいついかなるときも、あらゆる事態に対応しなければならない。誇りと謙虚さを持って、全力で任務を完遂してもらいたい」と隊員にゲキを飛ばした。
 岸本衆院議員は「わたしたち国民は、自衛隊の皆様に全幅の信頼を寄せている。これからも県民、国民の心の支えとして頑張ってほしい」と激励の言葉を述べた。
 煙樹海岸多目的広場では水陸両用水際地雷敷設車、軽装甲機動車など自衛隊車両の動態展示、水際地雷敷設車の体験乗船などが行われ、多くの家族連れらでにぎわった。

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