50回目を迎える伝統行事

 最近とても大相撲がおもしろい。現在、両国国技館で夏場所が開かれているが、取組の結果が気になって仕方がない。興味を持ち出した一番の要因は23歳のホープ、遠藤の存在。取組も若者らしく先輩力士に正々堂々とぶつかり、立ち居振る舞いはすがすがしい。今後の飛躍がとても楽しみ。それに大関・稀勢の里も今場所10日目まで1敗と好調で、久しぶりの日本人力士の優勝に期待がかかる。もともと、筆者は大相撲が好きで、よく観戦していた。筆者が大相撲を知るようになったのは横綱千代の富士のころからだが、昔はとても相撲人気が高く、多くの人が相撲に興味も関心もあった。学校や神社の土俵で友達や地域の大人と取ったりするなど相撲に触れる機会が多かった。
 相撲には神事としての性格があり、現在でも多くの神社で行われている。日高川町でも下阿田木神社では明治の大水害からの復興祈願として秋祭りで奉納相撲が催され、紀道神社でも平成20年まで行われ、子どもたちが熱戦を繰り広げていた。
 最近、相撲を取る子どもたちの姿はあまり見かけなくなったが、紀道神社の氏子が通う三百瀬小学校では毎年相撲大会が開かれている。取材に訪れると、力と技を競い合うちびっ子力士の姿に見入ってしまう。子どもたちは何よりも礼儀を重んじ、真剣勝負を通じて身をもって勝ち負けの喜びと悔しさを知る。土俵ですりむいて泣いてしまう子もおり、そんな恐いという気持ちを押し殺して相手に立ち向かう勇気を身につける。本当に素晴らしい取り組みだ。昭和39年に土俵が設けられ、ことしは50回目の記念大会。今月31日に開かれる。いつまでもこの伝統行事が続くことを願いながら、ことしもレンズ越しに声援を送りたい。   (昌)

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