射撃場で地域を活性化

 印南町の印南原地内で、鳥獣被害対策としてハンター養成などを目的とした県営の射撃場計画が持ち上がっている。以前から候補地を探していた県に対し、印南原地区が名乗りを上げた格好。昨年、すでに説明会が開かれており、地元区ではことしの総会で計画の推進を決めた。まだまだこれからの話だが、県によるといまのところ名乗りを上げているのは印南町だけということなので、実現する可能性も少なくなく、今後の動向が注目される。
 射撃場といっても一般にはなかなかなじみのないところだが、県内には散弾銃が使える射撃場は民間の2カ所のみで、ハンターらも練習に使っているという。印南町の3月議会での一般質問によると、射撃場には国際大会ができる「AAA」や「AA」など施設内容などによってランク付がされている。「AAA」は国内では宮城県と熊本県の2カ所しかないといい、「AA」も全国的に多くないため、印南町にいずれかが出来れば多くの集客効果が期待できる。
 実際、来年のわかやま国体でもクレー射撃の会場は、神奈川県の県立伊勢原射撃場。近畿から遠く離れた場所だが、そこまでいかなければ周辺にはないということだ。そんな中、印南町に国体競技を行うことができる規模の射撃場が出来れば、近畿はもちろん周辺県での国体や各射撃大会での活用が見込まれ、多くの集客効果があり、地域活性化につながる可能性も十分に考えられる。
 もちろんハンターの養成、県内の鳥獣被害減少にも期待したい。今後、県へ本格的な要望が進められていくと思うが、鉛害問題対策なども十分クリアした上で、実現することを願いたい。   (城)

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