低調ムード吹き飛ばす1票を

 「私の出身地、大阪松原市の市議選では4㌔四方の小さな町で20以上の候補者が争うものだから、一日に何度も同じ陣営とニアミスする。この広い町ではなかなか他陣営の街宣カーと出会いませんね」。日高川町議選の取材で出会った、ある陣営の運動員の言葉。筆者も取材で車を走らせるが、本当になかなか出会わないのだ。
 今回の日高川町議選は、定数16から12に削減して初の選挙で、当初は激戦が予想されたが、立候補したのは現職12人、新人1人の計13人で1人オーバー。少数激戦の上、目立った争点がなく前哨戦から低調ムード。選挙戦本番に入っても盛り上がりに欠けた印象だ。筆者は選挙期間中、スキンシップで1票をお願いする候補者や街宣カーなどの写真撮影、候補者や陣営への取材などで東奔西走。候補者が前々回より4人、4年前より5人減ったたため、これまでより陣営の街宣と出くわすことが少なくなった。こうなると、町内が広いだけに探すのが本当に大変で、車が行き違いになっていることも多く、有権者が多いところで待ち伏せする方法に変更すると、かえって数時間待ちぼうけになることも。1人超過の少数激戦、争点がないことに輪をかけて、広い町で候補者自体が少ないこともにぎやかさに欠けた。
 日高川町議選は5日間の舌戦が終わり、いよいよきょう20日が投開票。町議会議員は、町民の声を町政に届ける町民の代表者。4年に1回の町民による採点の機会でもある。選挙戦自体はやや盛り上がりに欠けたようだが、投票を放棄せず、町政への熱い思い、代表者へ熱い期待を込めて、1票を投じよう。    (昌)

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