日高川の大和歯車が第2工場を新設

 県は14日、日高川町平川の平川工業団地に和歌山工場を持つ精密歯車の製造・開発企業、大和歯車製作㈱=本社東大阪市、津井克巳代表=が、同工場敷地内に「和歌山第2工場」を新設することを発表した。同社は平成4年6月に旧川辺町が誘致した企業で、工場の増設により事業を拡大。今後成長が見込まれる航空機、鉄道、船舶の3分野への本格参入を図る。来年2月の操業を目指している。
 現在の和歌山工場は、同社が旧川辺町土地開発公社から購入した3万5635平方㍍の敷地内に、延床面積5900平方㍍で建設されている。平成4年6月の操業以来、同社の生産拠点として工作機械、一般産業機械をはじめ、印刷機、発電機、船舶、鉄道、航空機など幅広い分野で使われる高品質で高付加価値の精密歯車を製造。多様な設備と高い技術力によって、直径1㌢~3.5㍍まで世界でも類を見ない多くの種類の歯車を製造しており、取引先は川崎重工業㈱、東芝機械㈱など国内メーカーを中心に100社以上。今回、航空・車両事業の生産能力の増強へ新工場を建設することになった。
 新工場は、和歌山工場敷地内の工場東側に、延床面積約3400平方㍍で建設。工場には最先端の歯車研削盤やNC旋盤等などの設備を導入するほか、焼き入れ(熱処理)の研究施設も併設し、航空機、鉄道、船舶の3分野への本格参入を図り、事業の拡大を進めていく。事業費は約17億2400万円。3年間で13人を雇用、うち7人の地元雇用を予定している。
 今月25日に地元日高川町役場で、同社の津井代表、日高振興局の岡本敏秀局長、市木久雄町長が出席して、進出協定書の調印式を行う。同社は資本金3000万円の企業で、平成24年度の売上高は22億1000万円。今年度、経済産業省の「がんばる中小企業・小規模事業者300社」にも選ばれている。和歌山工場の従業員は正社員98人、非正社員9人の107人。

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