みなべの須賀神社で梅の文化交流会

 みなべ町西本庄の須賀神社で7日、町主催、町農業振興協議会(月向雅彦会長)実施主体の「梅の力 みなべ町と銀閣寺」が開催され、京都・銀閣寺の花方教授、珠寶(しゅほう)さんが生け花を実演。みなべ町の南高梅と銀閣寺の紅梅が一つの花瓶に生けられ、見事な生け花が完成した。月向会長は「みなべ町と銀閣寺の交流の象徴のよう」と笑顔があふれ、今後も文化交流を続けていく決意を新たにした。
 境内の拝殿前に畳を敷いて特設会場を用意。珠寶さんがそこに上がって生け始めると清らかな雰囲気が漂い、静寂の中、集まった住民約40人は寒さも忘れるほど集中して見入った。今回用意された花は、銀閣寺から持参した紅梅のほか、前日にみなべ町入りした珠寶さんが月向さんの案内で町内を巡った時に気に入った南高梅やツバキ、松など。まず、高さ約1㍍の枝ぶりの見事な南高梅を中心に生け、周りには紅梅やツバキなどをあしらっていった。約30分で、春を感じさせる作品が完成。珠寶さんはマイクを手に、「雪が降る厳しい寒さの中でも花を咲かせる梅は、見る人に希望を与えてくれる。みなべ町の梅と銀閣寺の梅を一つの花瓶に合わせることができ、大変気持ちよく生けられた。月向さんにお声をかけていただき、こうしてみなべ町で生け花の実演ができたことをありがたく思っています」と、人との縁の素晴らしさを語った。月向会長は「みなべ町の南高梅と銀閣寺の紅梅が一つに生けられたことは非常に意義深い。人や梅が縁でつながったこの銀閣寺との文化交流を、これからもぜひ大切にして続けていきたいと思います」と話していた。
 今回の交流は、農業振興協議会が昨年開催した研修会に、珠寶さんの奉仕方を務める立岩視康さん(34)=上富田町=を講師に招いたのがきっかけで実現した。

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