台風12号災害で流出の橋、4月供用へ

 平成23年9月の台風12号豪雨の影響で流失した日高川町の皆瀬橋(旧橋は皆瀬歩道橋、青木橋と統合)と丸山橋の復旧工事が急ピッチで進められている。両橋は、川原河地内と日高川対岸の皆瀬地内を結ぶ地域住民にとって必要不可欠な生活道路で、平方面や愛川方面へのアクセス道。3月末完成、4月供用開始を目指している。
 台風12号豪雨による日高川の氾濫で、川原河地内と皆瀬地内を結ぶ丸山橋、青木橋、皆瀬歩道橋(上流から)の3つの橋が被害を受けた。丸山、青木の両橋は日高川の濁流にのみ込まれ、橋梁部分が流失し、橋脚は倒壊。その下流の皆瀬歩道橋は川の流れに耐えられず中央部分でへし折られ落橋した。この影響で地域では台風以来、皆瀬歩道橋から約600㍍下流の川上橋から上流には橋がない状況。対岸への行き来は川上橋の迂回を余儀なくされるなど住民生活に支障を来しており、皆瀬、丸山両橋の完成が待たれている。
 皆瀬橋は旧橋と同じ位置の集落密集地に架設。延長は183・8㍍で青木橋と統合した。自歩道だった旧橋に替わり、幅員5㍍の車道と幅員3㍍の歩道を設けて、地域住民の利便性を図っている。構造も旧橋と違い、右岸側の40㍍を川の流れをせき止めない造りに改良。防災面を強化している。事業費は約4億9000万円。一方、丸山橋は皆瀬橋から1・1㌔上流に架かる橋で延長73・5㍍、幅員5㍍。右岸側の架設場所を移動したことで旧橋より約19㍍短く、橋脚を持たない構造に改良した。防災面の強化へ橋の負担を小さくしている。事業費は約2億9000万円。
 両橋ともおととし3月から現場で工事が始まり、現在上部工事が進められている。ともに橋梁の架設工事が終わり、アスファルト舗装や欄干設置などを残すのみとなっている。
 日高川町内では台風12号豪雨の影響で、道路関係では県道33カ所、町道71カ所(橋7カ所を含む)が被害。ほとんどの復旧工事は昨春までに完了しており、残っているのは皆瀬、丸山の両橋と上田原橋(ことし3月完成予定)の3カ所。

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