反省から飛躍の年へ
- 2013/12/27
- 日高春秋
年のせいか、時間に追われる仕事をしているせいか、ことしもあっという間の1年だった。振り返る間もなかったのであらためて思い返してみると、酷暑、竜巻、勢力の強い台風などによる大雨。日本全体が自然災害に見舞われたことが頭に思い浮かぶ。これら異常ともいえる災害は10年ほど前には外国で起こるような災害だったように思う。そう考えると、新たな脅威といえるだろう。災害といえば大地震、津波がいわれがちだが、台風や竜巻はこれからも毎年のように起こる可能性がある身近な脅威。経験しただけで終わらず、学んだことを生かしていかなければならない。
日高地方はどうだったろうか。まちの活性化や新しい産物の創出、防災対策などなどそれぞれに前に進んだ事業やコツコツと努力を積み重ねた方々もたくさんいるだろう。ただ、経済に回復感は感じられず、アベノミクスなどどこの国の話なのかと思えてくる。月並みだが、例え世の中の景気が良くなってきたとしても個人の収入が増えなければなんの意味もない。デフレからインフレへ、なんて話も聞かれる昨今、おいてけぼりをくらっているようで不安になってくる。来年は、こんな一般住民の心配を払拭してくれるような1年になることを、とくに国会議員の皆さんには期待する。
さて、筆者の1年はどうだったか。健康で過ごせたことに幸せを感じつつ、仕事は日々こなすのに必死で、何かを学んだかといわれると反省の言葉しか出てこない。個人的なことしの漢字は「省」だろうか。何が足りなかったのか己を省みて、今後へとつなげていかなければ。来年は馬のごとく「跳」の年に。そんな気持ちで頑張りたい。 (片)