地域で自分の居場所を

 先日、日高川町でテレビ番組でおなじみの弁護士、菊地幸夫さんの講演を聴講。コミュニケーションの大切さをあらためて肝に銘じるいい機会になった。菊地さんは、弁護士業の傍ら、バレーボールで小学生とママさんチームの監督を努めている。地域でバレー関係者や知り合いを見かけると必ず声をかけるという。弁護士業を中心に忙しそうな菊地さんだが、地域でコミュニケーションを大切にしていることがヒシヒシと伝わってくる。バレーの子ども、その保護者、ママさんのメンバー、その家族と、菊地さんのコミュニティーは広がっているようだ。
 地域での交流、コミュニケーションについて忙しかったり、他の事に時間が取られ、希薄になっている人も多い。面倒くさかったり、煩わしい人もいるだろう。筆者も祭りには参加しているが、他の地域行事にはほとんど参加していない。昨秋、ある事情で区内をくまなく歩いたが、約30年ぶりに通った道もあり、久しぶりに見た光景に懐かしさを感じる一方で長年の歳月で変わった自分の住む町に驚いた。地域に対しての関心が薄かった自分に気付く。日常生活において地域で顔を合わすのも一部の人、行動範囲も一部の地域だ。
 「仕事ばかりしていた人が定年退職すると、地域に居場所がないため、妻にべったり。だから熟年離婚が多くなる」と菊地さん。菊地さんはバレーの監督をしていることで、自分の生活にバランスが取れているのだという。地域とのコミュニケーションは自分のため。地域で家以外に居場所がないのはとてもさびしいことだ。さまざまな地域行事に参加し、地域の事情や地域の人に関心を持って、地域でコミュニケーションを深めていこう。   (昌)

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