福岡の病院火災受け消防が緊急査察

 福岡県福岡市で今月11日未明、入院患者ら10人が死亡する病院火災が発生したことを受け、御坊市消防は15日から、入院施設がある市内5病院の緊急査察をスタートさせた。初日は湯川町小松原の紀伊クリニック(川端良樹院長)で実施。火災受信装置や防火扉など設備に不備はないかチェックしたほか、職員には「悲劇を繰り返さないよう細心の注意を」と防火意識を高めるよう促した。
 予防課職員4人が訪れ、総務課の川端秀樹さんの案内で施設内を調査。何階のどの部屋で火災が発生したかをすぐに知らせる火災受信機は正常に作動しているか、屋外へ避難させる非常口の周囲に障害物は置かれていないか、火災被害を最小限にくい止めるための防火扉に不備はないかなどを入念に点検していった。消防訓練の実施状況や夜間の応急態勢は万全かなど聞き取りも行い、火災予防のさらなる徹底を求めた。
 同クリニックはベッド数が19床があり、常時6~7人が入院している。川端院長も毎日病院で寝泊まりしており、夜間も態勢を整えている。福岡の病院火災を受け、職員にはあらためて注意を喚起したという。市消防予防課の本田敏文課長は「福岡の火災原因は調査中でまだ分からないが、未明に発生していることから、とくに夜間の態勢を指導していきたい。もしもの場合は患者をどのように避難させるかなど、常に考えながら仕事に当たり、火気の取り扱いには十分注意することをいま一度心がけてほしい」と話した。同消防では18日まで、市内の各病院で実施し、改善点があれば指導する。

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