卵は栄養豊富な完全食品

 卵はコレステロールが高いから一日1個までという話を聞いたことがあるが、そうでもないらしい。卵好きの筆者にとってはうれしい話、というか元からコレステロールなんて気にせず、すき焼きの時には2個以上食べることもあるが…。
 日本卵業協会では、「たまごニコニコ大作戦」と題して、自転車での日本縦断リレーを展開中。今月6日にはPR隊のニコ玉チャリダーが来坊する予定で、「一日2個の卵を食べよう」と呼びかけている。そもそもタマゴが〝一日1個〟という説が定着したのはなぜか。それは1913年、ロシアで草食動物のウサギに動物性タンパクを与える実験をしたところ、血中コレステロールが急上昇して動脈硬化になったことに起因しているらしい。しかし、人は雑食でウサギとは違って体内でコレステロール量を調整する機能があるため、ほとんどの人は食べるのを過剰に制限する必要はないとされている。また、卵自体にコレステロールを除去するレシチンといった成分が含まれているため、毎日2個食べてもコレステロール値が上がらないという研究結果もある。
 栄養面で見ると、たんぱく質やカルシウム、鉄分などほぼ全部の栄養素が含まれている上に、人の体内で作ることができない8種類の必須アミノ酸もバランスよく含み、〝完全食品〟とさえ言われるほど。なるほど、元プロ野球選手の板東英二さんはゆで卵好きで知られるが、卵が現役時代のパワーの源になっていたのだろうか。ただ、一応、家族性高コレステロールの人らには注意を呼びかけている。別に日本卵業協会の回し者ではないが、ちょっとしたご紹介までに。 (吉)

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