国体後も有意義なスポ公園に

 「ここで試合をしたい」。ちびっ子球児のころ、日高川町和佐にある南山スポーツ公園の野球場を見たときにそう思った。当時、この辺りには球場らしい球場はなく、学童野球の試合は若者広場や学校のグラウンドばかり。南山の球場は内野が黒土、外野が芝生といった本格的な球場ではないものの、グラウンドを囲っているフェンスがとても魅力的だった。公園内には野球場のほか、陸上競技場などもあり、高校のマラソン大会で利用した。
 これら野球場、陸上競技場を中心に紀中のスポーツ拠点となっている公園が完成したのは昭和58年。約30年の歳月が過ぎ、老朽化が著しく、町は平成27年の国体に向けて整備を計画。整備にかかる一部費用を13日に開会した9月議会定例会の一般会計補正予算に計上している。国体のアーチェリー競技で使用する陸上競技場には2階建てで本部席を建設し、野球場は内野を黒土化、コンクリート製のフェンスにラバーを設置。ほか約8000平方㍍の駐車場を舗装、野球場西側の土地を整地するなどの計画だ。
 定例会開会前の今月6日、大会等で施設を利用している各種スポーツ6団体が、町に対し整備に向けた提案書を提出した。町の整備計画は、提案書提出の前に出来ていたはずだが、すでに提案書にあった要望事項が盛り込まれている。今回、スポーツ団体の提案書提出と町の計画策定の順序が逆になった感もあるが、町は、今後スポーツ関係者の提案や意見をもらいながら整備を進めていくとのこと。国体は一時的なもの。国体後も町民、スポーツ関係者をはじめ、多くの人々にとって末永く有意義なスポーツ公園となることを願いたい。  (昌)

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