日高川町三百瀬の紀道神社(間野常民宮司)で23日、緑陰教室が開かれ、氏子の中学生5人が神社の由緒や歴史など学んだ。
間野宮司は、社宝「紀道大明神縁起絵巻」をプロジェクターで映し、神社や道成寺にまつわる物語を紹介。文武天皇の后(きさき)、宮子姫(髪長姫)の願いで奈良の都から遣わされた紀道成が建てたのが道成寺、その道成が日高川で遭難した場所の近くに建立したのが紀道神社といった数々の伝説を話した。紀道成の名前から「紀道神社」、「道成寺」と名付けられたことなども解説し、猛暑を感じさせない鎮守の森の中の参集所で、氏子は夢中になって聞き入っていた。25日には土生の土生八幡神社でも緑陰教室が開かれる。